第49回 <2010/12/11>
清水政明氏(大阪大学 世界言語研究センター)
「字喃資料による15世紀ベトナム語音韻体系の再構成:試論」
阿良田麻里子氏 (国立民族学博物館)
「ジョジョバ(幸せな独り者):インドネシア都市部におけるキャリア女性の食
行動とジェンダー規範の変容」
東南アジア学会関西地区12月例会」と、第49回「東南アジアの社会と文化研究会」との共催の研究会を下記の通り開催します。オープンな研究会 ですので、自由にご参加ください。
2010年12月11日(土)13:30~17:30
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科
総合研究2号館(旧・工学部 4号館)4階 会議室(AA447)
清水政明氏(大阪大学 世界言語研究センター)
「字喃資料による15世紀ベトナム語音韻体系の再構成:試論」
阿良田麻里子氏 (国立民族学博物館)
「ジョジョバ(幸せな独り者):インドネシア都市部におけるキャリア女性の食行動とジェンダー規範の変容」
通貨危機やスハルト体制崩壊後の混乱から、インドネシア経済は10年足らずで立ち直った。都市部では大規模な商業施設が相次いでオープンし、外食産業の発展も著しく、空前のグルメブームを迎えている。そんな中、都市部にすむ中間層以上のキャリア女性の生活様式には大きな変化が見られる。 高学歴女性の晩婚化が進み、30を超えて独身で一人暮らしを選ぶ女性も珍しくない。また、インドネシアでは従来、女性が一人で食事を外食すると いうことは、規範を大きく逸脱した行為であったが、今や単独で外食するおひとりさま女性の姿もごく日常的なものとなり、人目をひくものではなくなった。民族集団や宗教などの枠を超えて、共通した生活様式を持つ彼女達は、外食や中食を楽しみながら、友人達と緊密な関係を築いている。ジャカ ルタとバンドゥンを舞台に、「幸せな独り者(jojoba)」を自認する女性たちの暮らしぶりを、その食行動を中心に描く。
東南アジアの社会と文化研究会 世話人代表・研究会事務局(2010年度)
杉島敬志 takasugi(at)asafas.kyoto-u.ac.jp
東南アジア学会関西地区例会 世話人・連絡先
片岡 樹 kataoka[at]asafas.kyoto-u.ac.jp
蓮田隆志 hsd[at]cseas.kyoto-u.ac.jp
速水洋子 yhayami[at]cseas.kyoto-u.ac.jp
渡辺一生 isseiw[at]cseas.kyoto-u.ac.jp
備考・事前の参加予約は必要ありません。